子育てのゴールは自分育ての凱旋門
自分をじぶんの味方にする<子育て・親育て>
子育ての目的、つまりゴールは、親も子も「自立」することです。
それは親と子の共同作業。途中までは親が誘導し、後はこどもが自分でゴールに突き進みます。
こどもの人生をドブ川に捨てるようなものにするか、太陽の喜びを全身に浴びたものにするかは、人生の基盤を作る5歳~10歳までに 、なにを感じるかで決まるといっても過言ではありません。
お母さんはもちろんですが、お父さんの子育てへの強い関心と行動が、大きく影響します。人生100年時代といわれる現代社会、子育ては長くて20年、思い切り集中することは、女性にとって人生最大のイベントとして、結婚生活と切り離し考え行動するのがいいでしょう。
なぜなら子育ては片手間ではできないとてもシステマティックなもので、結婚生活の一部と考えるにはあまりにも、複雑でレベルの高い事業だからです。その方がパートナーとの関係も素敵に維持しやすくなるでしょう。
子育てのゴールを設定していないお母さんは意外と多いものです。大学に入る。就職する。成人式を迎える。いろいろゴールらしいものはあります。しかしなにより大事なのは、生涯を幸せに暮らしていけるスキルを持つことです。
動物の子育てはシンプルですが、学ぶべき点は多々あります。
彼らに学校も会社も役所もありません。その代わり裸一貫、捨て身で生きていく能力を身につけることが要求されます。
考えてみれば、人間だって同じことが求められているのです。しかし、無意識に学校、会社、役所が区切りの役目を果たしてくれますが、幸せな暮らしをするための最高の自分になるために、必要なことは、いい学業を修めることでも 、いい会社に入ることでもありません。
「最高の自分になること」への条件は「自立すること」です。それがゴールです。
自立とは「自分で働くようになる」ということではありません。他者との関係性を自分の意志で、判断し、行動、主体的に建設的な人間関係が創れることです。
なんのための自立なのかというと、子ども自身が自分の目的、目標を設定して実現するためです。それにはいくつかのスキルが欠かせず、クリアするべきことがあります。
1.自立できる
2.自分と周りの人を自分と同じように肯定できる。
つまり自尊心を持つこと。同じように他者が自尊心を持つことを尊重できる。
3.感情表現ができる
感情に邪魔されずに時間を使うことができる
4.目標を設定できる
計画(達成する手順)を組み立てられる。
計画通りに実行し、調整できる。
目標~計画実行の過程で、阻害要因に我慢できる
自分の伝えたいことを積極的に表現できる
同じように周りの人が表現することを受け入れ尊重できる
(1)の自立には、(2)が条件です。自尊心をしっかり持って、同じように他者を尊重する。それによって(3)感情の表現ができるようになることで感情的な行動をしなくなることが可能になり(4)目標を設定できることが可能になり、(1)自立が実現できます。
これが生涯循環できることで、自己実現が可能になります。
つまり(3)と(4)は自立に役立つ条件ですが、子育ての在り方で身に付けることも、逆に身に付かなくもしてしまうのです。
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